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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「女囚701号 さそり」(レンタルDVD)
他にも全編夫の言う見どころは満載で、盛り上がりっぱなし。受刑者のオールヌードはバンバン出てくるは、三原葉子はパンツ丸見えでサイコロ振るは、あげくに歌舞伎メイクで裸でナミを追いかける姿は急に照明が変わり、ホラーっぽいです(爆笑もんですが)。扇ひろこが謎の受刑者で出てきて、三原のいかさまを見破り、「素人相手にこんな真似すんじゃないよ!」(刑務所の中なんですかー)、と言うだけで、過去は語られませんが、この人も昔別の映画で壷を振っていたのを知っている観客には、説明は要らんかったんでしょう。

想像を超えるあまりにあまりな場面ばっかり見せられた私は、それ行けー!やれー!いてまえー!と、ナミが自分をいたぶった相手を次々しとめ、復讐を達成する様子には、溜飲が下がりまくりでした。極悪のやくざにしか見えない看守や、下品ではすっぱばっかりの受刑者の中、ユキ役の渡辺やよいは一服の清涼剤のよう。彼女は「けもの部屋」でも、近親相姦しようが、厚化粧で売春しようが、この作品でも生理の血を流しながら逃亡しようが、とにかく可憐。梶芽衣子だけが際立つ作品だと思っていましたが、渡辺やよいの素晴らしさを知ったのは、収穫でした。

冒頭に「この作品は事実を元にしたフィクションです」と出てきますが、昔はこんなものがなかったら、本当に信じたんでしょうか?だって看守が男ばっかりなんて、ありえません!二作目の「第41雑居房」も是非見るつもり。だって白石加代子が女囚役なんだって〜!

05月08日(火)
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