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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ホリデイ」
私は恋愛は縁と運だと思うんです。どんなに添い遂げたくても叶わぬ恋もあれば、切っても切っても追いかけくる恋もあり。ならば先のことばかり心配しないで、今目の前に恋しくて恋しくてたまらない人がいるなら、躊躇なくその人の胸に飛び込むのをお勧めします。後で別れちゃってもいいじゃない、上手くいくかどうかなんて、そんな先のこと、誰にもわかんないよ。
涙は心の汗だ〜♪という歌がありましたが、それは本当みたい。心が乾いていると涙は出ないのですね。心の新陳代謝をよくした後のアマンダの選択に、良かった〜と安堵する私なのでした。
ところで鬼の形相で恋人に、「浮気したでしょう!」と詰め寄るアマンダでしたが、チラッと恋人が庭師さんを見ると、首を振っています。なのに恋人は「本当」のことを告白。あぁ!浮気は絶対白状したらダメなんだとか。私が独身の頃読んだ伊丹十三の本に書いてありました。伊丹氏もレクチャーされた話なんだそうですが、まず浮気を疑われたら、即行否定する。次に証拠を捉まれたら、上手いこと言って言い逃れする。もしホテルに踏み込まれたら、今入ったばかりだ、まだ何もしていないと否定する(過去何回もヤッテいても)。もしイタシテイル最中に踏み込まれたら、今始まったばかりだ、まだ出していないと言う・・・のだそうです。
どんな女性でも夫または恋人を信じたい気持ちがあるので、疑惑が99%でも、否定しているうちに、もしかしたらそうなのかもと、%が減っていくのだとか。読んだ頃は何をふざけたことを、調子こいてんのん違うぞ!と怒りまくった乙女の私でしたが、それから四半世紀オバちゃんとなり、これは真理じゃないかと思うのですね。だって否定するのは、二人の仲を壊したくないからですよね。どうでもいいなら開き直るはず。まだ愛情が残っているなら、嘘を信じてあげましょうということなのかも。これは大昔、浮気と言えば男の専売特許の時代のお話ですが、今なら男女入れ替えたらどうなるのかな?
04月05日(木)
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