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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「武士の一分」
新之丞は、徳平に加世を探らせたことが悪かったのかと自問自答しますが、私があれで良かったと思います。露見しなければ、あのままずるずる関係が続いていたでしょうし、人の口にあれこれ上れば、島田は加世を石高のために身を投げ出した売女と言うでしょうし、加世は自害したでしょう。加世の復讐のため、自分の命も投げ打つ覚悟だった新之丞の気迫が、島田に武士の一分を思い出させ、事は露見せずに済んだと思います。そして加世が無事家に戻れたのも、事が露見しなかったというのが、大事なポイントだったと思います。人生はタイミングが大事ということで。
12月08日(金)
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