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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ミュンヘン」
前半仲睦まじいアヴナー夫婦の、妻が妊娠中の営みが描かれていて何のためかな?と思っていましたが、ラストの方、帰還したアヴナー夫婦の営みのとの違いの対比だったようです。暗殺を経験して平凡で誠実なアヴナーには戻れないことを的確に表現していた、見応えのあるシーンでした。妻がアヴナーにたった一言、「愛しているわ。」と言うのが、私にはものすごく救いでした。
エリック・バナはアヴナーの変化を誠実に演じて好演。ラストまでだれずに観られたのは彼の功績が大です。ただ何故彼がリーダーに選ばれたのか、その辺がイマイチわからず、説明があればと思いました。メンバーの一人で、最後まで心がぶれず任務に非情に徹したスティーブに、時期ボンドのダニエル・クレイグ。何故彼だけが他のメンバーと違い、心がぶれなかったのかの描写もあれば良かったかな?と思います。クレイグはこの作品では好演でした。しかしボンドはどうかなぁ。少々アクが強いように思いますし、歴代のボンド役者のようなセクシーさやダンディさなど、男としての洗練度に落ちる気がします。私の予想がはずれていると良いのですが。
02月10日(金)
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