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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「メゾン・ド・ヒミコ」
忘れちゃならないのがオダギリジョー。何作か彼の作品は観ていますが、これが一番良かったです。女の私がゲイの役で一番フェロモンを感じるというもなんですが。常に白いワイシャツを着ていて、貞操観念に欠けるらしいゲイの性衝動を語る春彦を、素直に受け入れられたのは彼の存在あってこそです。ゲイというと女々しい男性と受け取られがちですが、色々な意味でやはり間違いなく男性だというのも、春彦は教えてくれます。
最後の最後で、ホームのみんなは嬉しいプレゼントを沙織に贈ります。それはゲイの父を何故母は愛したか、父はどんな人だったのだろうということを、沙織に教えてくれるだろうと感じる出来事です。自分の親を知ると言うことは自分を知ることにも繋がるわけで。そして沙織と春彦の関係へも受け継がれることでしょう。卑弥呼の残した「あなたが好きよ」という言葉の重みは、きっと彼女の人生で宝物になるはず。良かったね、沙織ちゃん。ピキピキピッキー。
09月17日(土)
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