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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「エレファントマン」
教授の家にメリックが招かれた時、必死で同様を隠し彼と握手する夫人に、美しい自分の母の写真を見せるメリックが、「こんな美しい母が、自分のような子供を産んで、さぞ失望させてしまったでしょう。」と言った時、夫人は心の底からの涙を見せます。そして私も泣きました。こんな体に生んでしまってと自分を責めても、母親は絶対そんな事は思いません。メリックだけでなくその言葉から、息子と生きられなかった彼の母の悲しさまでも感じてしまいました。

私の今回の解釈があっているのか、間違っているのかわかりません。ただ人間として尊厳を持って生きるとは、とてもひとことでは言えないのだと思います。そして生半可な同情や憐れみは、きっとそうされる側の人には見抜かれるのでしょう。私は末っ子が20歳になれば、障害者の方たちを手助けするボランティアがしたいと思っていますが、何故そう思うのか、今一度自分にしっかり問いかけたいと思います。

01月30日(日)
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