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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「マイ・ボディガード」
ラストは少々強引で消化不良が残ります。ちょっと調べたところ、このラストは原作とは違うようです。しかし映画的に考えればアンハッピーともハッピーとも取れる、あいまいなラストは良かったのかも知れません。この作品でのダコタちゃんは、賢く愛らしく子供らしさも感じるのに、どこか寂しげで、「スゥイート・ヒア・アフター」で初めて見た、少女の頃のサラ・ポリーを彷彿させました。そして父を愛しているのに、クリーシーに父を感じているように見えました。その後の展開でこの父親なら頼りなく思うよなと、納得しましたが、若干10歳の彼女がここまで役を理解していたのでしょうか?やっぱり只者じゃないぜ感がいっぱいのダコタちゃん。次もとても楽しみです。
監督は水準以上の娯楽作を常に提供しているトニー・スコット。今作でも手堅い演出で、クリーシーに観客が感情移入しやすく作られています。素直に上手いなぁと思いました。BGMもメキシコが舞台ということで、ラテンのダンスミュージックや哀愁のメロディ、私が大好きだったリンダ・ロンシュタットの歌声も効果的に挿入されています。アルバムジャケットがチラッと映ったのも嬉しかったです。
01月02日(日)
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