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龍神様のささやき
by 龍
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■賢い人と愚かな人
『善人と悪人の特質はそれぞれ違っている。善人は善悪を知り、自分の行いが悪い事であると知ればすぐやめ、悪い事だと知らせてくれる人に感謝する。悪人の特質は罪を知らず、それをやめようとせず、罪を知らされるのを嫌がる。このように、善人と悪人は違っている。

愚かな人とは、自分に示された他人の親切に感謝できない人である。一方賢い人とは、常に感謝の気持ちを持ち、直接自分に親切にしてくれた人だけではなく、全ての人に対して思いやりを持つ事によって、感謝の気持ちを表そうとする。

また賢い人は、自分の過ちを忠告されると反省して改めるが、愚かな人は自分の過ちを指摘されると感情が高ぶり、改めるどころかかえって過ちを重ねるものである。
愚かにして愚かさを知る事は、愚かにして賢いと思うよりも勝っている。』


日々の生活の中で、自分の行動に対して周りから注意されたり、指摘を受ける状況はとても多くございます。そんな時、自分の非を認められず相手の言う事が素直に聞けなかったり、つい感情的になって逆に怒ってしまう(逆ギレ)、といった事が皆様の記憶にもあるのではないでしょうか。

誰にでも、間違いや過ちをおかしてしまう事はございます。そしてそれを注意してもらったり、また自分で間違いや過ちに気付けた時、次に繋げて行けるかどうかが、その人自身の心の成長に影響してくる部分がございます。

改めまして人から注意を受けた時、間違いを指摘されて恥ずかしかったり、イライラしてしまう事があるかもしれません。もちろん自分が正しい場合には、ご自身の意見を主張される事も大切になりますが、素直な気持ち、また注意して下さる事への感謝と、自分を振り返る反省の想いを胸に、皆様の実りあるこれからに繋げて頂ければ嬉しく思います。
04月22日(日)
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