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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■人の気持ちには男女の性を超えた何かがある証
週末に持ち帰っている会社のラップトップPC、先週木曜の午後に修理をしてもらって液晶(落下させて一部が黒くなっておりました、爆)調子が戻ったはずなのですが、モバイルカード(Emobile)が接続直後から赤ランプでカードの認識すらおぼつかない、これは壊れたか、とうとうWiFiか・・・と思いつつも、はたと熱暴走を疑って保冷剤を下に敷いてみた。復調。これはPCさんが加熱しすぎて通信カードが耐えられないのですね、PCの許容温度よりモバイルカードのほうが先に逝ってしまうようです。ここしばらくは対策必要です。
保冷剤がみるみる解けてゆく・・・もうすぐ2個目を準備したほうがよさそうだ・・・
昨日はBASARA3の政宗様ルート2週目をなんとか終わらせて、四国近畿九州制圧、大阪夏の陣を勝ち残りましたた。小十郎が足りないなぁ・・・
その後にベルサイユのバラ2(ドラマCD)を聴きました。
こちらのお話はちょうどオスカルとアンドレの物語、革命勃発前夜までのお話、もうほとんどモノローグもシーンの台詞もオスカルメインでしゃべりまくり。アントワネットもフェルゼンも一応出てきますが、オスカルと絡むエピソードのシーンのみ1では二人の物語も結構中核にあったのですが、それはそれでオスカルのフェルゼンへの思慕と失恋の経緯をきちんと描くためにも必要なシーンなので、配分自体は悪くなかったと思います。
1が問題だったのは、シーンのつなぎの唐突さ、口で言う台詞とモノローグのアンバランスさ、もうすこし原作どおりをやめて、台詞を自然にしてほしかったと、いくつかの銘シーンで、確かに原作どおり、原作どおりすぎて、聴いていてドラマとしての流れが辛い、と思わせる部分が多かったのですが、2は、そういった批判を受けてか、シーンのつなぎはずいぶん改善、よりオスカルの物語に絞り込んだおかげか、森川さんファンとしては最高に貴重で堪能できる1枚(70分)となりました。
本当にもう、オスカルを演じる森川さん、2回目は1回目よりすこし楽だったとフリートークでコメントしていますが、完全に感情が上手く流れに乗っていました。良くここまで原作を読み込んできたなぁというか、どうしてこの超複雑な状況、男装の麗人であり、自ら男として振舞うのに心は女性の部分を残しているオスカルを演じているのが、男性の森川さんって、女心を判る必要があるだけじゃなく、男としての振る舞いを要求されながらも女心を押さえ込んで苦悩しているけなげな女性との心を理解できる男性が居るなんて・・・そんなオスカルを違和感なく演じられる彼には驚愕でした・・・何回聴いても、何の違和感も不思議さも感じることなく、完璧にオスカルの感情に飲み込まれて聴くものは落涙する、そんな悲しくも切ないそして愛がある作品に仕上がっています。オスカルとアンドレの会話シーンは絶品でした。
以前に、演技をするときはうそついているのとは違う、そのときにはその人物になりきった気持ちで、真実の気持ちとして台詞を語る(なんとかメソッド系の役者のアプローチです)という方法論を森川さんがちらりと匂わせていました。ひーちゃんとのやりとりで、役になりきれないで演じるということはうそを演じていることになる、みたいなコメントがあったので、裏返せば、そういう気持ちになりきって演じることはうそを演じることではないという意味にとれますから、本人が心からそのキャラクターになりきって演じるからこその説得力と迫力そして自然さなわけで、フリートークで森川さんがオスカルを演じているとだんだん胸が膨らんできて髪の毛がブロンド縦ロールになっているかもと冗談で言っていましたが、そんな気持ちになってしまうほど感情移入していたんだなぁというのは、なっとくの出来でした。
役者としての彼を、また一歩前進、何段か高見に上られることが出来た1枚ではないかと思います。
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08月22日(日)
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