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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■バディムービー
ここまで男の友情をちゃんと描いてる映画作品って、最近にはめずらしいかも。
シャーロックホームズ
観てきました!!お昼の回で吹き替え版です(おつきあいありがとうございました!)
ホームズ:ロバ−トダウニーJr.(アイアンマンさん、ロトピックサンダーではメソッド俳優、笑)藤原啓治(野原ひろしです、笑)
ワトソン:ジュード・ロウ(最近頭頂部が寒いですが、ハリウッドイケメン俳優では5本の指に入るのでは?というイギリス俳優でユアン・マクレガーのマブダチ)森川智之
この二人の(森川さん曰くラブーな)関係が楽しめただけでも、大満足。
ホームズは子供の頃から嵌っていて、たぶん全部読みました、子供用のも大人用の文庫本も(子供の頃に読んだのと、高校になって読んだ緋色の研究の落差に最初はびっくりしましたが、それでも即座に嵌りました)
映画のエピソードはオリジナルじゃないかな?記憶にないエピソードでした。秘密結社などのイギリス社交界の暗部も出てきたりして、原作以上に過激な設定になっている印象です。19世紀のイギリスの雰囲気がかなりリアルに再現されていて、それだけでもわくわくしてしまう世界観、その上、衣装デザインが凝っていてすばらしい、ホームズもワトソンも警察も上流階級や政治家や庶民や労働者や女性たち、みんな本当に凝っていてリアルでそれでいてキャストと役に良く似合う素敵衣装で見ほれました。
とにかく男の友情が、まるでスタスキーとハッチ(これ鉄板ですから)
ロバートダウニーJr.の鍛え上げた肉体も見事でしたが、彼のキュートな目(同行した友人曰く、ワンコ眼、爆)
ワトソンが好きすぎるのに、ちゃんと本人に面と向かってはいえないホームズに萌え。
ぼやきながら、断りながら、付いていって一緒にアクションしちゃうワトソンのかっこよさにも萌え。
従来の小太りでお人よしのワトソンのイメージを払拭、はからずも負傷で退役した軍人(そのせいで足が少し悪いのかな?ステッキ愛用)なだけで年齢的には現役ばりばり感があり、医者としての凛々しさや知性もあり、なのに結構荒仕事大好きな冒険好きで、かなりのギャンブル好き(爆)。
一方のホームズは自由奔放で高い知性を持て余し気味。そんな天然なホームズにうまく面倒見させられている、アクションばりばりOKなワトソンが凄く新鮮で、うんうんと原作でずっとワトソンに感情移入して読んでいた自分はうなづき感心しながら観ておりました。
かなりホームズの世界をしっかり研究して設定に織り込みつつも、やや現代的な解釈でスピード感やリアリズムを出し、古臭い表現方法を取り去った新時代のホームズが、超新鮮でわくわくどきどきの冒険活劇世界でした。あえて、極言を言えば、ファイトクラブの世界観でホームズを再現した感じ。ダーデンがホームズで主人公がワトソンの立ち位置(ファイトクラブはちょっと違って、バデイムービーなんですが、実は・・・なのですが)、映画の映像の作り方とか演出も、かなりファイトクラブっぽいです。(絶対監督さんは好きに違いない)世間で有名なジェレミー・ブレッド主演の実写イギリスドラマのホームズの世界観ではなく、むしろ故広川太一郎さんがホームズを演じたアニメ版ホームズ(みんなワンコの世界)に近いアクション作品になって居ます。
ホームズがワイルドになっていますが、あの世界をよく読んで知っていれば、こういう解釈もありだと受け容れられる演出ですし、なによりロバートの目がかわいい(何回でも強調しちゃいます)
あのホームズは・・・笑
お話的には、丁度真ん中あたり(何の?笑)ワトソンに恋人が出来ていままで楽しく(ホームズにとってはですが、笑)同居していた関係、に終止符、ワトソンは彼女と暮らすべく新居へ引越し、そんな彼女の存在が気に入らないホームズ。でもワトソンに出て行くなとはいえない、それであの目です、もうもう、そんな眼されると、困るなぁ〜。
そんなこんなでネタばれしないように書いているので、世界観の説明だけで、なんだかごちゃついてきました。
とにかく、面白くて、もう最高に痺れました。楽しかったです。もう1回みたいですし、DVDがすぐにでもほしいです。
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03月13日(土)
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