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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■一歩の積み重ねが富士山に
iPodに入れたエルンストの曲を帰りの飛行機で聴きました。
初期の協力者として科学技術者だったエルンストの時代には、立場を意識してか秘めた思いを押さえ込むように淡々としながら歌っていたのが、後に守護聖に昇格して、他のキャラと対等になって主人公に恋をしていると意思表示をし始め、時に失恋の痛みに苦しみ、抑えきれない恋心を吐露したり、いろいろな心の状況を歌で表現していくうちに、激しく情熱的に心情を表現していくようになるのですが、そういったキャラクターの変遷というか成長に合わせるかのように、歌い手の歌唱力、感情の込め方というか表現力がステップアップしているのが、本当に手に取るように判ります。
ちょいとましなヘッドフォンで音漏れなしを確認して大音量で聴いてみれば、息遣いからこぶしのまわし加減、ヴィブラートの入れ方、音のとり方まで含め、細部のテクニックの進化は目覚しいものがあります。
この進歩は決して、一朝一夕で出来たものではなく、20年以上に渡る彼の精進の賜物でもあり、一歩一歩確実にステップアップしている、その結果に感心することひとしきりでした。
ブラベルをやり始めたせいか、最近の録音の声のトーンはややハスキー度が増していて、ちょっと透明感が減ってはいますが、その分音の安定感、特に以前は彼の弱点だと思っていた曲冒頭の歌の入りの音のとり方が不安定だったのが、いまでは格段に上手くなっていますし、
何よりも彼の歌の最大の魅力である、フレーズの終わりの抜きの息遣いと余韻の作り方が、最近の録音では聴くもののハートを震わせ痺れさせる絶妙なニュアンスがこめられています。
時に切なく、時に激しく、時に優しく、それはそれは聞くものを魅了してくれます。
これであと少しだけ、例えば曲の途中で途切れ途切れになってしまう歌詞や音の展開になる部分でも安定感が出てくれば、歌うたいとしてはほぼ完璧な仕上がり度になります。
しかし、そうなってしまっては、もはや突っ込みどころが皆無になるのですが・・・完璧に歌っているように見えて、たまにややたどたどしくなる部分があるのは、いわば彼の個性というか癖のようなもので、何年も彼の歌を聴く身としては、そういう部分も欠点ではなく彼らしさとして愛おしく感じてしまいます。
SilentKiss(新しいクリスマスソング)の柔らかくて切ない調べに、これをパシフィコでは生で熱唱したのかと思うと、昨年参加した森川さんファンがみなさんこぞってえらく感動していたのを思い出してしまいました。たぶん、きっとこんな感じに熱唱したのかなぁ・・・と想像しながら、早くDVDで観たい聴きたいなぁと思った次第です。
(でも生の迫力と感動そして直接本人から伝わるオーラを浴びての共感は味わえないのが残念)
それと、親しい後輩のベルナール平川大輔君とのデュエットソングも一番最後に聞きました。
これと同じ曲で片方だけのカラオケバージョンも、こちらは繰り返し森川さんの歌唱だけをじっくり聞き込むみましたが、癖になるほど素敵。本当にもうどうしてくれようこの魅力的な歌い方は。こんなエルンストさん、なんですかこの素敵な声の裏返り方というか余韻・・・(笑)

歌が大好きで自己流で体当たり的にロック調に歌っていた初期のソロの頃から比べ、ブルージーでセクシーな2HEARTSでの立木さんとの共演による効果と、ブラベルでのグラマラスでパワフルなハードロック&オルタナな世界をピン歌うというプレッシャーが、彼をどんどんレベルアップさせているのが判ります。
まず何より歌うことが好きであること、良い声質を生まれつき持っていること、それを本人の絶えまぬ努力と向上心で鍛え上げられてきたこと、練習と精進の賜物でだんだんと歌にこめる感情表現のテクニックに磨きがかかっていること、これらの相乗効果が今に繋がっているんだなぁと・・・ということで、今日はToshiyuki(なの?あれを歌っているのは森で川がつく人じゃなくて?笑)をほめ殺しにしてみました(笑)


01月08日(金)
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