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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■ラダムと戦えるのは俺だけだ!!
関東は雨です
しとしと・・・久しぶり?
雨はなんとなくうっとおしいというか憂鬱な気分になるらしいですが、私その感覚があまり判りません。
いわゆる、なんとかと煙は高いところが好き、のなんとかだからなんだと思います。

憂鬱といえば「涼宮はるひの憂鬱」
先週の放送分は再放送にまぜてゲリラ的に放送された新作だったのですが、今日もう1回観ています。
なにしろ、この世界観が大好きです。非常に面白い知的ゲームに付き合わされている感じがします。
そしてキョンこと語り部というか、すべて彼の視点で語られるストーリィというのも、アニメとして斬新で面白いです。
そして改めてこのシリーズ(小説もきっと我が家を探ればでてきます、旦那が以前に嵌って大人買いして読んでいたので)は、京極夏彦の某薔薇の探偵さんのお話が、まるでそっくりな仕掛けになっていました。
壮大なオマージュになっているので・・・つまりハルヒと彼が同一の立ち位置。すなわち神。
キョンの杉田君の喋りが、これまた物語を面白くしているというか、杉田君にしか出せない味がでていて(銀さんもですが)とっても良いなぁと思います。前にも書きましたが、この小泉役の小野大輔君も実に雰囲気がでています。

テッカマンブレード第13話「宿命の兄弟」
なにげにバルザックもエビルも出てきていて、主要キャスト勢ぞろいの回。
前回から登場のエビル、なぜ12話からかというと、真打登場という位置づけ。
テッカマンとしては覚醒の順が遅かったのです。ここらの設定は10数年前の過去にニフティのネット会議室あたりで読んだ資料だったか、どこに書いてあったか記憶は定かではないですが、ラダムに取り込まれた木星探査船に乗っていた相羽ファミリーとクルー。テッカマンに適合できたのは知力体力ともに優れた数人のみ。それぞれ取り込まれた人間の能力や適正も反映した戦闘能力を有するテッカマンになっていて、司令塔として船の頭脳となった兄(わかもっちゃん)健吾、地球侵略の指揮官として機動性と攻撃性に優れた、接近戦型のブレード、高機動型のエビル、この双子の対決は、シリーズをとおして、ずっとつづく最大の見せ場です。
もともとブレードは比較的先に目覚めて、地球侵略の前線指揮官になる立場になる筈だったとか。
とにかくテッカマンはみんな強い、核爆弾でもびくともしない(15話ででてきます)、しかも超軽量で最強のセラミック装甲を持ち、光物質変換型の推進システムと武器システムを持っています。
最終兵器のボルテッカは、今タイムリーな映画「天使と悪魔」にも出てくる反物質を利用した反陽子エネルギー砲でしたっけか。
彼らはガンダムみたいに装置を身につけるのではなく、人間の肉体そのものを光エネルギー変換して高機動型の戦闘装甲にするという、まるで外骨格の昆虫と同じ。
ボルテッカを撃つのは、わが身を削っているわけで、そう何発もたやすくは撃てない設定。
この何発も撃てないが、一撃で全部総なめ的な破壊力の光線兵器というのは、おなじタツノコではお得意。オリジナル「キャシャーン」が超破壊光線というのを持っていました。
他にも、タツノコではなく東映動画ですが、時代を遡ること40数年前のアニメ作品「レインボー戦隊ロビン」のロビンは人間なのですが、胸のペンダントから超破壊光線を発します。
ここにまでルーツをさかのぼれる必殺技としては、テッカマンの撃つボルテッカが破壊力最高クラス。
この発射シーケンスが、これまた迫力と緊張感を生んで面白いのです。作画に溜めがあって、エネルギーが発射される前から起きる周囲の変化などに、ヤマトから放たれる波動砲とほとんど同等の破壊力の印象を与えてくれます。
ブレードという作品は、自分自身が戦えば戦うほどに身も心もぼろぼろになって行くと言う、本当に回を重ねるごとに、悲壮感が増して、さらに主人公に入れ込んでしまい、本当にはらはらドキドキして見れるという、究極の琴線アニメです。

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05月28日(木)
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