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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■本当は凄く優しい?
今日は会社で残務整理。
ほとんど机上があり得ないぐらいにさっぱりしているので、遠くの席の仲良しおじさんが気づいてわざわざ歩いてきてどうしたのと訊く。うーん、どういう答えが良いのかわからず、曖昧に回答。
時間がたって、深く聞きづらかったからと、どこかから内線電話をかけてきた。
詳しく説明すると、妙に納得して、餞別に会社支給のマウスを自分にくれと言う。
彼のはかなり前から壊れているらしい、難儀しているが会社が財政難を理由に新しいのを支給してくれないのだそうだ。もうやめるなら・・・と彼は思ったに違いない。
もともと出先ではマウスなしで操作しているので、ぜんぜんかまわないよと、渡してあげた。
向かいに座っているおじさんも(いちおう私より二つ上ですが、とりあえず部下でした。)なにか身の回りのものをくれという。
そこで使っていたマグカップの1個ををあげることにした。
ステンレスの保温タイプ。鉄の味がするのであまり頻繁には使っていなかった、もっぱらもらい物のボーンチャイナがあったので、ずっと6年間引き出しに入っていた。
エンジニアの彼は大喜び。これは・・・と作り方を推理しながら蘊蓄を語っていた。
会社へはあと数回しか行かない予定。
仕事関係の書類は全部ファイルにしてやっつけたが、PC内のデータの転送がまだ不完全。
なので来週一度顔を出そう。そのあとは最後の日だけにしようと思う。
あと数回、社外委員会にも顔を出す、引き継ぎ業務。
あちこちで送別会の話が出始めた。
またすぐ会えるから良いのにと言うと、肴にして飲み会をしたいのだそうだ。
実は会社も大変なことになっていて、来週からラインとエンジニアは週のうち二日を交代で一時帰休にするらしい、まさに大不況。製造業は本当に緊急事態・・・昼の食堂の混雑具合がずいぶん緩和している。
若者がすこし不安そうな顔でひそひそ話。数々の不況をくぐり抜けてきたおじさんたちは平静を装っている。何年ぶりかなぁ・・・と懐かしむ始末。
でも今回の不況は過去にない未曾有のものですよ、というと、夏までが辛抱だねとうそぶいていた。
そろそろ何人か初老に近いベテランが肩を叩かれたと噂や本人から訊いてこちらが青ざめる。
だんだん本当に凄い状況になってきた。

運良く秋から転職活動をしていたおかげで早々に行き先が決まった私は、逆にもうしわけなく居づらい空気に急ぎ休暇消化に入ることとした次第である。
まあ、やるべきことは沢山ある、MBAの通信講座や引っ越し準備やアパート最終契約(来週完了予定)。
今度のアパートは家電がついてないので安い生活家電の調達など、やることはけっこう沢山ある。
そして英語の勉強も必死にやらないと・・・といいつつ小説を読みふける昨日今日・・・

本を読んでいるうちにいつの間にか関西に帰って来ていました(爆)。
電車と機中で百器徒然袋(雨)を読み始める。
一気に第1話の「鳴釜(なりかま)薔薇十字探偵の憂鬱」を読了してしまった。
昨日で一気に読了してしまった「鉄鼠の檻」の次は、本当は「絡新婦の理」その後に「塗仏の宴」を読んでからじゃないとネタバレがあるらしいのだが、どうにも暴れ回る壊れた榎さんに会いたくて、掟破り。
まさに、1話では主人公が依頼人の立場で一般の人からみた榎さんとその楽しい仲間達(の一部)が軽快に描かれています。その破天荒な変人ぶりが痛快。ついでに仲良しですばらしい阿吽の呼吸の相方のような中善寺秋彦氏も登場。
非常に面白くて、電車と飛行機で馬鹿笑いしそうになること数回。
森川声平田声で聞こえてくるので、もう、その臨場感たるや・・・
なんだかいっぱいネタバレらしき話しが飛び交っているので、なるほど危険である。
やはり京極作品は執筆順に読まねばならないらしい。痛感(爆)。
とりあえず、2話も読み始めたらあっというま、とりあえず雨だけ読んで、本線の百鬼夜行シリーズに戻ります。「陰魔羅鬼〜」を読了するまで徒然袋の「風」は封印。


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01月16日(金)
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