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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■スキヤキ家族
お正月も、二日目になりました。
今日は森川さんのお仕事ネタはなくて、ちょっと子育てに関して講釈たれていますがお許しください

今日は旦那の実家(お母さんの家)に近隣の子供(と言っても弟一家と我が家)が集まり、年始パーティ。
夕餉はスキヤキでした。高校受験生の甥っ子長男と、年が離れた小学生1年生の次男の二人が、ぱくぱく嬉しそうに煮えた肉ばかりを口に運ぶ姿を眺めながら、このくらいの男の子が好きだなぁと思ってしまいました。
子供が出来なかったので余計にこの子たちがかわいいわが夫婦は、死んだらこの子達に残り物をあげよう、なんて話をしています。ただし、私の個人趣味の物品類(CDなどなど)は貰ってもらわなくていいです(爆)。

受験生なんだけど、なかなか成績が、親のメガネにかなわない長男に「この子は出来が悪くて、なかなか行けそうな高校が無いんです・・・」と本人を目の前にして愚痴をこぼすお母さん。
下の子も、食事の準備を手伝おうとして「あんたは無理無理、じゃまになるからアッチへ行ってなさい」と頭ごなし・・・
この二人、ちょっとかわいそうだなぁと思ってしまいました。
同じことかもしれないけど、否定形ではなくて肯定形で言ってあげればいいのになぁと・・・残念に思ってしまいました。まあ、褒めごろしはだめですが、常に否定的に評価されていると、自分は出来ないとかがんばっても仕方が無いと思い込んでしまうのではないかと心配です。世界の中で、唯一、世の全員が否定しても、全員が敵になったとしても、どんなときでも、最後までその子の力や才能を信じてあげるのが親なのになぁと思うのです。
実際は子育てしていないので、ついつい理想論になっているのかもしれませんが、自分の母親がそういうポジティブ思考を教えてくれた人だったせいか、ついつい思うのです。

弟君が、ジュースのペットボトルの蓋を自分で上手く開封できなくて(力がすこし足りないのかな)、ちょっとこねくりましただけですぐに自力開封をあきらめて、隣の大人に「開けて」とお願い。頼まれたおばさんは、先ほどから少々思うところがあったので、素直に開けてあげないで、胴体だけ持って「助けてあげるから、もうすこし自分でがんばってごらん」と彼が工夫してテコの原理で力を入れる方法を見出すのを待ちました、数分で彼は自力で開封できるようになり、満面の笑顔でジュースを飲み始めました。些細な事ですが・・・こういう日々の何がしかの達成感の積み重ねが向上心や挑戦の心につながるんではないかと思います。
なにもかも助けられ、与えられて育つと、自分の力で何かをやって挑戦した結果の、そのときの自分が達成できるベストのレベルが見極められないと思うのです。自分が一生懸命挑戦した結果が、さらに次の挑戦でステップアップするさまが想像できないわけです。そういう子は、自分からなにかをやるのが臆病になったり面倒に思えて、積極性が育たないのではないかと思うのです。
だから勉強も、あんまりがんばる気が起きない、やってもどうせ無駄じゃないかという恐れが、全力で挑戦して失敗や挫折するのを恐れさせてしまうのではないかと思うわけです。本当は日々の生活の中での小さな達成感と勝利方程式の記憶の積み重ねは、将来の本人の自信とバネになるのですが・・・

夏休みの水泳クラスで、初日は25m泳げなくて途中で立ちそうだったのに、2週間後には4往復ぐらいなら平気で全力で泳ぎきることができるまでになった嬉しさを、当時小学校5年生の時でしたが忘れられません。ある意味、体育会系の人間というのは、そういう練習を通しての自身の向上や小さな達成感の積み重ねをばねに、スポーツをやめた後の人生も生きている、そんな気がします。


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01月02日(水)
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