ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■太めだっていいじゃん(*修正)
今日は映画DVDを2本観ました。
まずはモリモリ吹き替え最新作10/5発売の1本から。

ファット・ガール/愛はサイズを超える(原題:Phat Girlz)
2006年/アメリカ 99分

出演(吹替版キャスト)
ジャズミン:モニーク(雨蘭 咲木子)
ミア:ジョイフル・ドレーク(岡本麻弥)
トゥンデ:ジミー・ジャン=ルイス(森川智之)
ステイシー:ケンドラ・C・ジョンソン(安達 忍)他


監督・脚本:ネジェスト・リケ 製作:ボビー・ニューマイヤー/スティーブン・J・ウルフ

アメリカでは知名度のある女性コメディアンモニーク主演の泣き笑いラブコメディ。
子供の頃から太めであることを悩みながらも、強く逞しく生きてきたジャスミンはデザイナー志望。
スリムでかわいい従姉妹のミヤと二人暮らしで、勤め先は大手デパートの婦人服売り場。
大きめのサイズのいただけないデザインに原を立てていたが、自分のデザインを売り込むチャンスがなかなか無い。そんな彼女の大親友は同じ売り場担当で同じ悩みを持つ引っ込み思案のステイシー。
そんな彼女達は、ダイエット食品の懸賞に当たって、豪華5つ星リゾートホテルでの滞在を楽しむためパームスプリングスにやってくる。
なんだかんだ言っても、太った自分たちに自信がないジャスミンとステイシーは、男漁りやる気まんまんのミアと違って気が滅入っていた。
そんな三人の前に、素晴らしい筋肉質で精悍な肉体のナイジェリアの医師トゥンデが友人と二人で3人に声をかける。英語もたどたどしい彼らだが、リッチで知性的なアフリカ男性である彼らは、母国ではジャスミンのような豊満な女性こそが美しいのだと言ってうち解けてくる。あまりに理想的でゴージャスな男の誘惑に、半信半疑。夢のような扱いを受けながらも、彼の言葉を素直に受けとれず、自分をついつい卑下して疑心暗鬼になってしまうジャスミン、はたして彼女は幸せになれるのか?

ビバ!ダマ&グレペア!!なんと森川さんと雨蘭さんのコンビ復活のラブコメ。
雨蘭さんがジャスミン(モニーク)の喜怒哀楽を激しくダイナミックに、まさにダーマがかなりハイテンションになっているときの雰囲気をずっと終始維持。そして約1/3あたりから登場するアフリカの色男医師の森川さんはグレッグの落ち着いているときの低音をずっと維持したまま、まじめで優しい色男声。英語を話せるがネイティブではないことから、すこしぎこちなく片言な雰囲気も残しつつの演技、時折仲間と会話するナイジェリア語も吹き替えでしっかり披露、それがなんとも色っぽい発音で聴かせてくれるので、かなりグット(死語だ)。
いやぁ・・・かなりな甘い誘惑囁きもあります(笑)出ずっぱりではないですが、要所要所で出てくるときはいい男全開モード。聴いていてニヤニヤしてしまいます。
共演の岡本麻弥さんは、こういう役が上手、安達忍さんもさすが、女性陣の吹き替えもコンビネーション最高に息が合っていました。

とにかく、最初は劣等感の固まりみたいになって、半ば自暴自棄になっていたジャスミンが、価値観の違う世界では自分は綺麗なんだとトゥンデに教えられる。最初はその言葉を信じられずに居た彼女が、どんどん自分を取り戻して前向きに生きようとチャレンジしはじめると、それまでは彼女達太めの女性をバカにしていた人に対しても、堂々と接することが出来るようになり、自分らしさを出して堂々と生きればいいんだと判ってくると、いつしか運も彼女にどんどん味方してくる、そういうハッピーなお話です。


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10月07日(日)
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