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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■コンラッドはやたらに良い声
役者さんというのは、役を演じるわけですが、演じていると言いながらも、やはりそれら全てがご本人なわけで、そいういう状況そういう感情になったら自分はこうなる、という処から役作りが始まって演技となる。全部その人なんですよねぇ・・・だからこそ格好いい人は格好いいしそうでないひとはそうでない・・・役に関係ない部分での印象というのが出てきてしまう所以です。
そして役者さんの演技が自分ヴァリエーションからやがて、自分を別人に変貌させて、その変貌した人格を演じることができるようになる(出来る人とそうでない人が居ますが・・・)自分の延長でもなんでもないかけ離れた人格を、あたかも自分であるかのように演じられたとき、その人の演技はすばらしく感じるし、演技の幅も再認識してしまう。凄いと思わせてくれる瞬間だ。
さて、役者さんは役を演じているとき、意識のどこか隅っこに地の自分自身が残っていて、その自分が冷静に今役を演じている自分自身を意識し観察している・・・でもたまに、役になりきってしまうと、そのほとばしる感情の大波に飲み込まれてしまい、客観視していた心の隅に残存する自我が殆ど失われてしまい役に完全にのめり込む場合があるのではないかと・・・
同じ役者を長い時間追いかけて数々の演技を観る内に、通常演技状態からすこし違うなって思う演技状態の時があるのに気がつく、それが後者の状況なのかどうかは判らない。客観視している自分を失っているのかどうかは演じる人本人にしかわからない事だが、その役にのめり込んで演技している瞬間はなんとなく感じることが出来ることもある。そんな時の役者の演技は本当に魅力的で、ものすごいオーラを感じる場合もある、声優の場合は(身振り手振り表情の支援なしに)声の演技だけで聴く者を釘付けにするのだから脱帽である。
演技とは違うのですが、仕事柄、技術講演や技術発表を、場合によってはパネルディスカッションなどで司会などを人前でする機会が結構あって、そんなときに喋ってる自分とそれを観察している自分の二つに分離した自分の存在に気がつく、似た感覚なのかなぁ・・・私の場合、客観的な自分が消えると、かなり感情的なヤバイ状態なので、失言や支離滅裂発言になっていないかとひやひや。
役者さんものめり込んで自分が消えると、やりすぎになったりしてヤバイ状況と紙一重なのかもしれない。その状況ですごいお芝居ができる人は天性の素質がある人なんだと思う。
今日はSさんのご厚意で「Vフォーヴァンデッタ」の試写会へ行って来ました。主役はスターウォーズではパドメことアミダラ議員のナタリーポートマン。そしてV(ヴィ)役が(ファントムみたいなマスクをつけてますが)ヒューゴ・ウィービング(エルロンドでエージェントスミスです)。
お話的にはありえねぇーって部分も多々あるのが、さすがわウシャウスキー兄弟とジョエルシルバーのマトリクスチーム。かなりダークですが面白かったです。Vを演じるヒューゴの演技にはもう感服、最高でした。こんな演技をする役者さんは顔なんか見えなくとも、マスクの顔がさまざまな感情を表現しているようにさえ錯覚させる雄弁さ、日本の能のようでもあり、声優演技の真骨頂の部分と共通するものだと思いました。ナタリーも体当たり演技で非常に魅力的。面白い作品でした。時間があればもう少し内容についてコラムのページに書きたいです。うーん、ヒューゴを吹き替えるならやっぱり大塚芳忠さんが良いような気がする、若本さんでも面白そう(マスクしてるので・・・)あとは内田直哉さんとか大川透さんというのはどうかな?井上和彦さんの低音系でも格好いいかも知れない。
今日からマ王
相変わらずぬるーい間つなぎ話、コンラッドがさりげなく言う台詞の声がやたらに良い声なのが・・・痺れる。もっと胸にドスーンと来るエピソードやセリフがあればこのアニメももっとのめれたのになぁ・・・ぬるすぎる・・・
web拍手、有難うございます。
04月20日(木)
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