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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■LADDER49
LADDER49(炎のメモリアル)
監督 : ジェイ・ラッセル
ホアキン・フェニックス(ジャック・モリソン):森川智之
ジョン・トラボルタ(マイク・ケネディ):池田秀一
ジャシンダ・バレット(リンダ・モリソン):冬馬由美
モリス・チェスナット(トミー・ドレイク):楠大典
ロバート・パトリック(レニー・リクター):大塚芳忠
ビリー・バーク(デニス・ゲクイン):咲野俊介
見ました。泣きました。いやー良い映画です、見て言いしれぬ思いがいっぱいになります。主人公と彼を取り巻く人々の生と死のドラマに、深いものがじんわりと心に広がって感動がある映画でした。9.11のあの日に命を捧げた多くのレスキュー隊員たちへ捧げられた意味が判る作品です。でもって火災のシーンは激しくてリアルで炎の怖さがガンガン伝わりますが、話そのものは地味で派手な演出はなくて、演技にも過剰な演出がないのが好印象。
物語は激しい火災現場での救助活動から始まる。主人公のホアキン演じるジャックは、火災現場でのレスキュー活動を専門に行うハシゴ車49号の消防隊員。チームのみんなと逃げ遅れた人が取り残されてる燃えさかるビルへ突入して行く。話はそこからさかのぼること10年前へ、新人として33分署に配属され、仲間の先輩に手荒い歓迎を受け、トラボルタ演じる隊長に鍛えられ励まされながらも放水士として初任務を成功させキャリアをスタート。やがて試練となる出来事を期に決意を決め、最も危険な役割のレスキュー隊員に志願、幾多の試練を経て、やがて一人前となって人命救助に命を賭け、表彰されたりする優秀な隊員へと成長してゆく。森川さんは、そんな硬派な男を演じています。
ここで感動したシーンなど、物語の中身を書くと、みんなネタバレになってしまうそんなストーリィ構成なので、ここでは漢な吹き替え陣の感想をメインに。
まず、池田秀一さんのトラボルタ。初で最初はちょっと声の感じには違和感。だってシャアそのものですから。あのいかつい悪人づらのトラボルタが本当に良い人の役なのか判るのには5分ぐらいしか時間が必要ないんですが、池田さんの声じゃなかったらもう少し時間がかかったかも。もしも最近トラボルタが多い山路さんとかなら悪役かいじめ役かと思いこんで勘違いして見ること小一時間だった可能性あり(笑)。とまあ、あんまりマッチしてないと思ったのも最初の5分ほどで、すぐに感情のシンクロが素晴らしい池田さんの演技で違和感は消滅、とても部下思いの人間味溢れるすばらしい隊長として感銘する素敵な演技でした。最後、彼の演説では思わず涙が溢れました。
咲野さんが親友役で兄弟消防士の兄役、いい味出てます。咲野さんって、最近見る映画のどれにでもどこかに居るって感じで、これまたすごい役者さんです。
大塚芳忠さんの役は年輩の突撃レスキュー隊員で、口癖が「もう歳かな」なんですが、口では根を上げてるくせに、実際はとことん食い下がって人命救助に当たる大ベテラン、仲間との友情も厚くて漢なおじさんです。ちょっとおじさんで太めの芳忠声もとっても素敵でした。
楠さん、一瞬大塚明夫さんかと思う感じの声で、現場での怒鳴りあいでも存在感あり。
今回の配役の声優さんはみんな声に特徴があるので、吹き替え版ならではの良さがここに。火災現場での壮絶な状況でしかも消防士さんはみんな防火服にマスクなんで実際には誰が誰かわからないんですが、声優さんが識別できれば、彼らの声の演技だけで誰かは容易に判別がつきます。
冬馬さんは奥さん役なんですが、常に命の危険がつきまとう消防士の妻ですから、彼女の苦悩も計り知れないのですが、耐える良い奥さんを素敵に演じています。
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09月23日(金)
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