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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■7月4日に生まれて
今日はどうしても仕事があって、まだ病み上がりでふらふらしてたが会社へ行った。
外へ出たついでなので、無理してDVDを買いに行った。実は1日前に、
私の最愛のギタリストの新譜も出ていて、そんなこんなで、私のお気に入り二人の新譜を手に入れないではもう1日も暮らせない心理状態。そんなわけでタクシーを駆使して往復。
今、7月4日に生まれてを見終わって、Yngwieの新譜に浸りながらコレを書いている。最高の気分、この幸せは一生のうちにそう何回も有るモンじゃない。最高の最高の幸せ2段重ね状態(笑)

「7月4日に生まれて」
スペシャルエディションでアカデミーアワードコレクション。
値段は安くて私が買ったところでは2000円切っていた。
詳細データは割愛。でもアマゾンのサイトを見に行くと、2005年2月25日発売のこのバージョンもキャストが鈴置さんになっているのでご注意。箱にはきちんと森川さんの名前があるので、確認して買う事をお勧め。
映画のDVDでもミュージシャンの新譜でも、こうしてショップで手に取るときのわくわく感って一緒だなって思った。アーティストというかパフォーマンスを楽しむ人間にとっては、役者の新しい演技に触れるチャンスは新曲を聴くようなものだ。さて、そんなわけで、帰宅と同時に観た。
トムが若い!!とにかく若いし、渾身の演技だ。そして森川さん、コレホント去年あのパスコレでの収録で言っていたとおり、これまた渾身の演技だった。これはやっぱり、ファンには相当に観て貰いたかったに違いない、そりゃそうだよ、素晴らしいもの。
物語は主人公の子供時代の生い立ちからスタートで、いきなりストレートな森川さんのモノローグから始まる。吹き替えは高校生のシーンからで、そう、高校生な森川さんが聴ける(笑)。素直で若い演技。トムは筋肉質でアマレスのシーンではスタントなしに見えた(わからないが)。
時代はベトナム戦争が始まっていて、彼は愛国心に燃えて海兵隊に志願。卒業プロムでのほんのつかの間の彼女とのダンスを楽しんだだけで戦場へ、そこでの彼の体験は言葉で表現するのが難しい。
監督のオリバーストーンはプラトーンでも、ベトナム戦争の悲劇と戦争を起こして若者を無意味に死に至らしめる事への批判を繰り返しているが、この「7月4日に生まれて」という作品は実話なだけに、胸につかえる澱のような苦々しい苦痛を観る者にも与える。あまりに理不尽で悲しい戦争の現実。
激しい戦闘の現場で、飛び交う怒号も、命令も、絶叫も、すべて空しい爆発音にかき消されてゆく。戦争って本当に理不尽すぎる。傷つき倒れるトムが森川さんの声なだけに、よけいに胸が締め付けられた。
そして、帰還しても地獄がつづく。本国と戦場の温度差は、観ているこちらまでが苛立ち怒りを覚えてしまうほど、反戦運動も、見方によっては偽善的で、死地で命を削っている人には理不尽すぎるとさえ思える。病院での扱いも、体だけでなく魂も傷ついている人間にはむごすぎる現実だった。だから、やさぐれて、だんだん声もセリフもすさんでゆくトム、言いしれぬ空虚感が漂う姿が痛々しい。メキシコで出会う同じ傷痍軍人のウィリアムデフォー。プラトーンでの彼の壮絶な死に様が脳裏をよぎって、よけいに意味深な配役だと思った。
しかし、やがてトム(役名ではロンね)はだんだん自分のやるべき事を見いだす。戦友の家を訪れ罪を告白して胸につかえる長年の澱を落とし、そしてその後は信念を持って反戦運動に身を投じる。

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02月24日(木)
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