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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■いつか眠りにつく前に
そんなこんなで、暑くて大変でしたが、楽しい1日をNHKさんのおかげで過ごすことが出来ました。
ありがとうございます。お昼をご一緒してくださったみなさまも、本当にありがとうございました。
今日はすこし長くなりますが、夜に関西に戻ってから先ほどまで観ていた映画の感想を。
「いつか眠りにつく前に」
以前に森川さんがお仕事で告知があった作品です。
映画のキャストクレジットでは4番目のハリス役。主人公アンの40年前の恋人。回想シーンと幻覚の中だけで登場します。お話は、末期ガンで余命いくばくもなく、二人の娘と夜間看護士だけがついている主人公のアンが、人生の最後に、それまで誰にも話すことなく記憶の中だけに封印していた、若き日の数日間の出来事と、その後の人生を夢うつつの中で、思い出し、うわごとを言ったり、実生活でさまざまな人生の問題に直面している娘たちとの会話など・・・アレは過ちだったのか、一時の情熱に流されるべきだったのか、やはり状況が許されなかったのか、いや自分の判断が過ちだったのか・・・
じんわりと泣ける作品でした。主人公はさまざまな運命の出会いや試練を受けるアンとその親友のライラ、そしてアンが出会ったライラの弟のバディそして運命の男性ハリス。この4人の心模様と愛の葛藤がメインの話です。なんとなく雰囲気がユアンマクレガーが出ていたビックフィッシュと似ています。息子と父ではなく、娘と母バージョン、ファンタジー要素抜きといったところ。
森川さんが、そうれはもう、絶品のとろけるようないい男声、やさしくて、誠実で、ほらみてごらんで指ししめす星空に、プラネタリウムでの彼のナレーションを思い出してしまったり、もう、4〜5回戻して聴いてしまいました。良すぎる(笑)。とにかくアンの記憶の中の彼なので、それはもう、甘くて優しくて素敵で・・・悶絶です(でも演じる役者さん、ちょっと若い頃のケビンコスナーな雰囲気)。彼はこの作品ではみんなの心を惹きつけるキーマンです。そしてもう一人、バディというアンとハリスの間で自分の居場所を求め苦悶するライラの心やさしき弟。優しすぎるし、育ちが良すぎるせいか、弱い。なので素直に自分の気持ちがなかなか上手く伝えられなくて可哀想。そんな多感な若者を神奈延年さんが熱演、素晴らしかったです。
あと、アンの次女の彼氏が、イルマーレでキアヌの弟の役をしていた人。あのときは線が細くてちょっと儚い感じでしたが、今作では、なんとなく男らしくなってきていて、若き日のクリストファーウォーケンの雰囲気もあったりして、ちょっと好みかも。
吹き替え版、ベテラン女性陣は文句なし、池田昌子さんの年齢を醸し出しながらも優雅さのある声音にあらためて感心。二人の娘のうち、長女の演技が出だし随分浮いてましたが、途中からは上手く溶け込んできていて、まあ気になったのも最初だけ。男性陣も文句なし。
出番、そう森川さんの出番ですが、結構あります。十分堪能できるほどに、甘いシーンも、切ないシーンも、そしてそして・・・これは賛否あっても女性なら観て損はない映画だと思います。
ただ、結婚しても子供を持たなかった私には、ちょっと辛いセリフもありましたが・・・
web拍手を沢山ありがとうございます。
>お尻
押してしまいましたか・・・(笑)、きっと良かったと思いますよ!もっとどんどんやって下さい(笑)
07月26日(土)
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