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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■帰ってきました
人気歌手ノラ・ジョーンズ初主演作品、なんと香港映画のウォン・カーウァイ監督ですが、出てくるのも舞台もアメリカ。共演がジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン他。吹き替え無し字幕のみ。
ニューヨーク下町のカフェのオーナーで、自分で店を切り盛りするジュードロウが、たまらなくいい男。ノラは素朴で可愛らしい。ナタリーは奔放なギャンブラーをそれぞれ好演。
エリザベス(ノラ)は失恋して、彼の部屋が見える近くのジェレミー(ジュード)のカフェに舞い込む。
そこで閉店間際で売れ残りのブルーベリーパイを食べる。彼をあきらめきれずに泣く彼女をそっと慰め、毎日毎日閉店間際に来る彼女に惚れたジェレミー、しかしエリザベスはある日ぷっつり来なくなる。
彼女は男を忘れる為に旅に出ていた。旅先でお金を稼ぐためにカフェやカジノで働くエリザベスはさまざまな人に出会い、そして自分をみつめなす。旅先での人との出会いを手紙をしたためジェレミーに送り続ける。
ジェレミーはそんなエリザベスに連絡をとりたくてやきもきしながらも、店をつづけている・・・
こういう主人公が放浪するお話は、いわゆるロードムービーらしいのですが、独特のゆったりまったりとしたテンポに嵌ると心地よいラブストーリィでした。エリザベスの恋に破れてぼろぼろになった心がゆっくり癒されて行く様子がとても綺麗に描かれていて、ジェレミーとの関係も、旅に出る前にはジェレミーの一方通行のように見える関係だったのですが、だんだん彼女の心の底に、離れれば離れるほどに会いたい存在であることに気がつく相手だというあたりが、憎い演出でした。ノラは彼女の歌のように素朴でジャジーな雰囲気の女性を上手く演じていて、ジュードロウのいい男っぷりには、いやらしさが感じられない、これまた恋や人生にすこし疲れている男をの雰囲気が上手く出ていました。ジュードの彼女を見つめる眼が溜まらなく恋する男の目で、痺れます。彼の演技力が作品を支えている感じがしました。もうメロメロです。
ブラックサイト
主人公はダイアンレイン、FBIネット犯罪捜査官のお話。
ある時、猫を虐待して最後には殺してしまうライブ映像を流すブラックサイトがあると通報が入る。
最初は猫だったが、次ぎに映像に映し出されたのは男性、しかもアクセス数が増えることで死期が早まるような拷問の仕掛けを作って警察を挑発。FBIには為す術もなく男性は画面の中で死んで行った。
そして再び・・・
犯人はネットに精通し、ロシアのDNSサーバーを利用して不正なサーバーを次から次へと無限に中継しながらIPアドレスを書き換えつづけて警察の追跡を交わし、元の接続を追えない巧妙な手口でサイトを更新している。手の込んだネットの仕組みを巧妙に悪用しているあたりで、模倣犯が出ないか心配になるのだけど、車のナビゲーションシステムから制御系までもハッキングしてリモート操作をしたりと、有る意味近未来的な部分もあって、物語的でもあり、ネットに詳しくないので、そういうのもありなのかな?程度にしか判りませんでしたが、なかなかスリルのある脚本と演出でした。
なんとなくFBIネット犯罪捜査官シリーズなんか作れそうな、そんな雰囲気。
ダイアン以外の役者さんも地味な感じで、TVドラマ作品ぽい雰囲気。
吹き替え版だったのですが、牛山しげるさんとか、たぶん昴の人とかが多かったかも、声優さんに気がつかないほどに手慣れた面子で、これまたWOWOWあたりのTVドラマ風の仕上がりでした。
最高の人生の見つけ方(THE BUCKET LIST)
病院の経営者で富豪のジャックニコルソン(池田勝さんか石田太郎さん、どっちかわかりませんが多分どちらかかな?)
まじめな修理工のモーガンフリーマン(坂口芳貞さん、これは間違いなしかと)
二人はガンで入院した病院で同室になることで知り合い、闘病生活を共にするうちにうち解け合い同じ病と闘う同志のような親友になって行く。そんな二人は余命6ヶ月という同じガンの宣告を医師から受け、人生の残された時間を有意義に使うため、家族の反対を押し切って旅に出る。やりたいこと、やり残した事を書いたリスト(THE BUCKET LIST)を作り、それを全部消化するための旅に・・・
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05月04日(日)
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