ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■謎の生物
主役のレイチェル(リンジーローハン、声は小笠原亜里砂さん)は、秋からの大学入学を控えての夏休みをアイダホの田舎の祖母の家に預けられてしまう。カリフォルニア育ち、一見すると派手、その言動は背伸びをしまくり、心が何に不安を抱いているのかを、後半で一気に本人の口から語られる。不良っぽくワル女に振る舞うも、どこか中途半端で一貫性がない、とんでもないお嬢さんかと思えばあばずれに振る舞ってみたり。片っ端から目に付いた男を誘惑しては後悔し傷つく。
そんな母娘孫の3代のお話。3人とも、女としては不器用きわまりない。
出てくる男性はメインが3人。お母さんの元彼で町の獣医のダーモット・マローニー(森川さん)。かなり低くて男らしい声に。ダーモットの初老な感じにも上手くフィット。いままで聴いた中では一番落ち着いた作らないふけ声になっています。これにはすごく驚き。出番は少な目というか、画面に居ても、セリフ少ない無口系。
母の再婚の夫でお金持ちの弁護士(ケリーウェルズ)は、善悪が見分けにくい、弁護士。
町で最初にレイチェルと知り合う青年は(ギャレット・ヘドランド君、美形、フォーブラザーズの一番末っ子役だったり、トロイでアキレスが溺愛していた甥っ子役だった美少年、すっかり体が逞しくなりました、美形だけど好からはややずれてました)、都会の女の子の扱いすら知らない敬虔なモルモン教徒。
とにかく、レイチェルも彼女の母も、自分の心も体ももてあまし、周囲に突っかかったり、甘えて寄りかかったり、何か満たされないレイチェルは、気に入った男性を誘惑するも、一貫性の無い行動をとる。
だんだんその理由が判ってくる。
最後の最後に泣ける部分があって、見終わってほっとしました。
R指定の部分は、たしかにありますが、描写はそれほどでもないです。意味が重大ですが。
出てくる3人の祖母・母・娘の不器用さが、なぜか深みがない脚本のせいで、空回りぎみなのが残念。
演出や展開によっては、もっとどっと泣かせる展開にもできたはずなのに、なんだか整理し切れてない、人の心の動きが中途半端な描写でわかりにくくなってる感じです。
監督さんも脚本家も過去の作品をみれば問題無いはずなのに・・・こういう場合は得てして、主演や準主演あたりが、脚本の一部をねじ曲げたり書き換えさせて自己顕示欲を見せすぎている場合にある現象。
リンジーかジェーン、もしくは二人ともがやってしまったかも・・・
リンジー好きの旦那は結構おもしろがってみてましたが、私は最近こういう作品を数みているせいか、見終わった時はおもしろかったなぁと思ったのですが、評価を書いていくうちにやや辛口な気分になって来ました。
表面上は面白く作ってあるのに、なにか物足りないというか、しっくりしない感じ。
吹き替えはしっかりと作ってあったのですが、日本語の脚本にもやや疑問。原語と比較しないと難しいですが・・・意訳が多かったかも。親子の絆で泣かせようとしている作品としては65〜70点ぐらいかな。
web拍手とメッセージありがとうございます。
>猫
たまに寝言いいますよね(笑)
>体
お気遣いありがとうございます。
>アニメギガ
情報ありがとうございます。でも旦那は中の人萌えではないみたいで、銀魂の鍋座談会すら観ようとしません。何萌えなのか、よく判らないです(笑)。
04月05日(土)
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