ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
[857852hit]

■アッヒャヘ、ありがとう
後は中田”ギロロ”譲治さんが極悪役だったり、しんちゃんのパパのひろしな藤原啓治さんが爽やか兄さんその2だったり、ブラピの吹替も担当することもある、これまた外画系の細井治さんが、レイラの兄その1だったり、途中から家族同様になるチュウイラータの皆川純子さんが、これがまた良い声。そして絶妙なジジババ演技の菅原さんに宝亀さん・・・と、もう脇が素晴らし過ぎて、これこそが本当の贅沢なキャストというものだと思います。これは森川さん、相当のプレッシャーだったのではと・・・

モモグレさんのサイトでのインタビューページで、宝亀さんが、憎らしいぐらいストーリィバレをしていますので、ご注意ください。(笑)。まあ、知っていても、ドラマとしては十分に聴かせてくれます。大丈夫。
まあ、聴く人の年齢や経験によって、このお話が与えるインパクトも違うと思います。
大事な兄弟や祖父母や父母の誰か家族を失った経験のある人、そうで無い人、親友や親友もしくは兄弟に等しいペットを失った経験のある人などなど、最愛の人を失った哀しみを経験している人間と、そうでない場合とでは、泣かされ何処も違うでしょうし、経験があるから逆に泣けないかもしれません。
経験がまったくない幸せな人などには、あっさりと聴いてしまって、ちょっと狙いすぎであざとい話だなぁと思うかもしれません。
私の場合、脚本家や演技者的には、ここで泣いて欲しかったのかな?っていう部分より、ややはずれた部分、泣かせどころの後に、なぜか涙がとうとうと出てきてしまいました。
沁みてくる余韻が泣かせたのかも知れません。

インタビューページで、森川さんと朴さんと並んでいる写真での森川さんの表情が、魂抜けてる感じですよ、と友人が教えてくれまして、サイトをチェックしに行ったのを思い出しました。
まさに、なんとも放心した表情をしている森川さん。きっとそういうお話なんだろうなって予想して聴きましたが、まさに、冬の蝉の草加君状態な凄まじいシーンがあります。
ただし、このドラマはナバホ族の悲劇ではありますが、なんとなく人の暖かさや絆を感じさせてくれる、バランスの良い構成になっているので、それであんな顔になっていたんだなぁと、聞き終えて、あらためて感じました。かなり気合い入って、結果にも満足したのではないかと・・・ただ、これの収録、もしかして、直前の日曜にライブしてませんかねぇ・・・なんとなく、力を抜いた声に、いつもの艶と響きが少なかったように思います。わざとというより、コンディションかなって雰囲気です。
物語を聴く上で、森川さんのベストコンディションを知らなければ、まった気がつかない程度です。
この作品的には、声の良さなんてまったく必要なくて、ひたすら演技力が問われていますので、森川さん相当に頑張ったと思います。

特典のトークCD
司会は保志君、ドラマ収録直後に録ってるとのこと。めずらしく、抜きなしで全員揃って収録だったそうです。
和気藹々のフリートークですが、ドラマのテーマが明るくない部分もあるので、みなさんふざけて居ても作品に関する感想は至ってまじめ。
森川さん、本当に全力出し切った後みたいで、フルマラソン走り切った後に息を整えてから喋ってる人、みたいなコメントでした。ちょっと今日はいつもみたいに他人事で司会ができる状態ではない、そんな空気でした。
朴さんと保志君の石田さんを奪い合う言い合いが・・・(笑)

結構素敵な話ですが、そんなにわんわん泣くほどでもなく、ジーンと余韻を楽しめるお話です。
森川さんと一緒に泣いて笑えれば、ファンとしては素敵かな。
なんだか結構沢山書いてしまいました。

妻を亡くして15年以上、80近いのにまだまだ突っ張って生きてる父に、このCDを聴かせたいかも・・・

03月28日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る