ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
[857868hit]

■吹き替えはやっぱり良い
男の名前ですっぱ抜き記事を書く有能女性ジャーナリストのロウィーナ(ハル・ベリー)の幼なじみの友人の女性が死体で見つかる。事件に深く関わりがある有名広告代理店の社長ハリソン(ブルース・ウィリス)と女性記者の助手でもあり凄腕ハッカーで有能だけどすこし屈折している友人マイルズ(ジョヴァンニ・リビシ)。
事件を追うため、ハリソンの懐深く入り込むロウィーナを女性として気に入って、ハリソンが誘ってくる。

映画作品としては、ネットの評価では星2つ半あたり。それほど高くなかったので、期待していなかったのですが、結構面白かったです。サスペンス仕立てで、最後にどんでん返しがあります。
主演はハル・ベリー、相変わらずのシャープな感じのするセクシー美人、本田貴子さんがなかなかの熱演。
クレジット的には2番目がブルース・ウィリスで声は内田直也さん。ブルースの地声が高いので彼の出演作を原語で見ると、いつも野沢那智さんが合いそうだと思いますが、今回の役の雰囲気では内田さんの演技の雰囲気がすごくマッチしていて良かったです。
森川さんの吹き替えの感想としてはこちらが本命。
出番もすごく多くて、セリフもふんだん、演技的にもとても面白いポジション。
作品としては大スターのハルとブルースの2枚看板ですクレジットは3番目ですが、事実上2番手で主役の一人。声はやや高めで、コミカルな脇役の時や黒人の役などの時に使う声質。クールさや響きを完全に消した、普通のそこいらの兄ちゃん声。おちゃらけている時は石丸博也さんがまくしたててる系、ちょっとまじめモードに入ると、やっぱり男前なオーウェン・ウィルソン系の声になります。
森川さんの吹き替えでは、昔から2枚目の主役以外にもこういう普通のまくし立てるあんちゃん系は沢山ありますが、この傾向のこの声で、これほど重要な役は初めてかもしれません。
後半の、役者さんの微妙な表情の変化に対応しての微妙な感情の揺れを声に込めて行く部分が、演技的にも非常に面白かったです。どきどきしました。
森川さんとしても、吹き替えでこんな役をもっともっと演じてみたい、そんな熱演です。
良い声の森川さんが好きで、そういう声の演技が聴きたいには満たされないかもしれないですが。
演技者森川を堪能することを求めるなら、観て損はない、大絶賛の作品です。
ここに来て、この役を演じたという事の意味が、彼のキャリアで結構重要な意味を後にもたらすかもしれない、もしかするとこれが一つのターニングポイントになって行く可能性もあるなぁと思いました。

彩雲国物語
藍州編のメインの部分を一気にやってしまいました。びっくり。
小野坂さんが美味しい役、関君も見せ場がありました。森川さんも、とりあえずはお当番なので、結構、素敵セリフもあって嬉しい限りです。次週の方でも、もう一つ見せ場があるはず(すっ飛ばされる懸念あり)ですが、今週の一番美味しいところを持って行ったのは黒狼さん。めちゃくちゃ痺れる素敵セリフを池田秀一さんから聴けました。シャアの最後となったガンダム劇場版以来、久々に鳥肌でした。
次回で藍州の騒動は終結。その次は最終回。今回のぶっぱしり方なら、決着はつきますね。
第3期は無いかも知れないので。これで大団円になると、拾われなかった伏線が残念かも。

明日の天気が心配です、飛行機が飛ばなかったら新幹線かなぁ・・・

02月23日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る