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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■吹き替えの醍醐味を堪能
つづきをせっせと見ました。やっと64話まで来ました。シェーンコップ中将が大好きな自分に気がつきました。羽佐間さん素敵すぎ・・・痺れます。

しかもなんと、中断したらちょうどWOWOWでスターウォーズ2が午後の吹き替え劇場で始まりました。(先週は1をやっていて、しっかり見ました、若い森川さんの「マスターぁあああ」が印象深い)そんなわけで、半分寝ながら2を観賞(何回目かしら、笑)ここにも素敵な羽佐間さんヴォイス。
そうそう、これは始まったらTVから動けません、なんたってまず聞こえてくる森川さんのオビワンボイスがまた素敵なので・・・落ち着いていながらも、ジュダイ騎士としての力や自信を感じさせる演技がとてもいい感じで、聴いていて快適です。お話は、実はあんまりスキじゃないのですが・・・あと、メインカップルのなんとたどたどしくも(初々しいとはちょっと違うニュアンスです、笑)いちゃいちゃなあざとい掛け合いに、ちょっと脱力。
しかし、とはいえ、補ってあまりある脇の底力、永井さんも玄田さんもみなさん格好いいですが、とりわけドゥークー伯爵(これまた羽佐間さん)のカッコ良いことと来たら、悪役とはいえ、これだけ風格があれば申し分ないです。ヨーダとの対決が大好きなシーンです。でも、倒れてるオビワンとアナキンのあざとい演技はいまだに慣れなくて・・・ルーカスの演出のへたくそさにどうしてもケチつけたくなります。

「ホテルルワンダ」
映画評は時間をみつけてコラムのページに再度書きますが・・・
ルワンダで実際にあった大惨劇とも言える未曾有の大量虐殺を産んだ内戦を生き延びた人のお話で、アフリカ版シンドラーのリスト(実話)を元にした作品です。とはいえ、カメラワークは驚くほどシンプルで、虐殺があるにはあるのですが、あからさまな表現は極力回避していて、目を覆いたくなるシーンをこれ見よがしに演出することはほとんど避けてます。比較的普通に見やすい作品に仕上がってます。勿論取り扱っているフツ族とツチ族の対立と差別そして憎しみから来た片方を根絶やしにしようとして大虐殺が起きてしまう(第2次大戦のユダヤが受けた悲劇と一緒)、重くないと言えばウソになるモチーフです。それでも、作品描写はあくまでも家族愛が中心にどっかりと座っていて、主人公が必死に自分の愛する家族を守る、それに終始してくれたおかげで、普通のハリウッド映画と変わらない作品として見ることができるので、それほど恐れる必要も構える必要もないです。
ただ、知らずに見てしまうとすこし鬱な気分になってしまう、それは、こんなひどい事が現実に世の中に起きているから・・・(今自分が食べ残したこのご飯を捨てていいのか?みたいな疑念がわく時ってありますよね)そういう事を思い出させる作品でもあります。
そんなわけで、ストーリィは主人公であるフツ族のホテルの支配人が、思いつく限りの総ての技を駆使して、ホテルに逃げ込んだツチ族避難民とツチ族の妻と子供を果たして最後まで守りきれるのか?そこが焦点です。
そんなこんなで、今年アカデミーを総なめにした「クラッシュ」で演技派スターの座を確固たるものにしたドン・チードルが、等身大の主人公を熱演していて、素晴らしかったです。
外国人には関係がない、当事者にしかどうにもならない国内の内戦であり、部族間抗争なのですが、それにしても、こういう場合は国連がしっかりしてあげて、UN連合軍が介入して止めないとトンデモない事になる・・・当事者になってしまったら、と思うと寒気がします。
作品としては、話のスケールを広げず、あくまでもメイン舞台となるホテルとその支配人として孤軍奮闘する主人公の目線を崩さず、実際に何が起きてどうなっているのかも、この視点からしか語られないので、全体の動きは見えません。そういう意味では、演出で一番近いのが宇宙戦争です。まさにそんな感じでお話が進みます。
吹き替えは渋い面子でした。
名前の有る役者には吹き替え実績のある声優さんを当てている点と、声の雰囲気の近い声優さんを振り分けているという点で、かなり手堅いキャストです。演出も脚本も良い出来でした。

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08月26日(土)
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