ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■シェイクスピア(一部修正)
まず、映画を見る前に考えていたのは、この作品、はたして役者さんの演技とセリフを劇語調にするのかナチュラルにするのか・・・という演出の部分。
劇語調にすると、吹き替えの声優さんも大仰なしゃべりをするし、ナチュラルにするなら、シェイクスピアお得意のくどくどとした長い長いセリフ回しであっても、それなりのリアルさが必要で、これはかなり役者さんには大変になるのではないかと・・・その方がもっと見ていて面白いわけです。
で、作品は映像とおなじく、セリフも仕草も総てリアルな自然な演出に仕上がっていました。とにかくみなさんの演技がすばらしいです。

ナチュラルでリアルとはいえ、物語はシェイクスピアです、あの独特の、回りくどいような沢山の言葉を紡いでゆくセリフ回しは健在、何々のような何々としての何々・・・と言った感じで、ナレーションを省き、会話だけで総ての状況を説明する会話劇の世界。最近ではハリウッド映画でのアメリカ乱暴省略言葉に慣れてしまっていたので、この饒舌にして詩的な言葉の洪水は、なかなかに魅惑的。最初は不思議な感覚がしましたが、セリフを聴くリズムがつかめると、すぐに物語りに引き込まれました。

とにかくやっぱり凄かったのは有本さんシャイロック、この前のアカギでの鷲津役津嘉山さんにも匹敵する感情のうねりを素晴らしい饒舌さで披露、かなり嵌ってました。岩崎さんは、へたれなアントニオ、なんとも言えない憂いのある男でした。森川さんは繰り返しになりますが、一番若い役なんですが、決して浮き上がることもなく、見事に周囲の演技派の方々の演技に溶け込み、素晴らしい魅惑的な奔放男でした。(ちょいと鼻声気味でしたが、去年の11月ぐらいに鼻声の時があったけど、あの時期の収録だったのでしょうか?)
森川さんの出番とかセリフ量は、シャイロックほど多くはないですが、それでも十分に喋るし微妙なシーンでの微妙な感情を上手く表現してくれています。そしてベテランおじさん二人よりも実は凄かった部分があって、それが、画面の役者の動きや仕草に合わせた犠音や息の入れ加減、以前に森川さんご本人がこういう部分のお芝居にはこだわりがあるとのコメントを即座に思い出したほどに、細かい技でリアルな部分を表現しているのがすごく秀逸でした。
なにはともあれ、劇の中の劇であるシェイクスピア作品に、こうしてメインの一人として出して貰えるってのは、役者のファンとしては最高の幸せです。
ファン必携の1本と思います。

彩雲国第1話
森川さんと檜山さんのコンビはおまえらの雰囲気そのままに二人で掛け合い漫才をしておりました。絵も綺麗で、主人公もしっかりとした演技で問題なし、緑川君も関智一君もそつない演技、何より老獪な池田さんパパはナレーションも含め主人公以上に一番目立ってました。

web拍手とメッセージいつも有り難うございます。
>遅れて来た同級生さん
メッセージではお久しぶりです、いつも読んでくださっているとのこと、どうも有り難うございます。参考になる感想が書けているかは甚だ疑問なんですが、私なりに書くしかないので、今後とも何かの足しにしてくださるなら幸いです。

04月08日(土)
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